地域別サポート

地域別サポート制度のご案内【自治体ごとの支援と利用方法】

障害を持つ方への支援制度は、国が定めた共通制度に加え、各自治体が独自に設けている取り組みも数多く存在します。
このページでは、全国で共通して使える主な支援制度と、地域ごとの特徴的な制度の例を紹介しながら、支援を受けるための基本的な流れを整理しました。


全国共通で利用できる主な制度

以下は、日本国内どの地域でも共通して利用できる代表的な制度です。すべて法律に基づいて実施されており、必要に応じて自治体が窓口となって手続きが行われます。

制度名内容担当窓口
障害者手帳の交付身体・知的・精神の各障害に応じた手帳を発行市区町村の福祉課
自立支援医療制度医療費自己負担を原則1割に軽減市区町村保健課
補装具費支給制度義手・車いす・歩行器などの費用を一部支給市区町村障害福祉窓口
障害基礎年金・障害厚生年金障害の程度と保険状況に応じた年金日本年金機構/年金事務所
障害者雇用支援障害者雇用枠や職場定着支援ハローワーク

地域ごとに異なる支援制度の一例

各自治体は、それぞれの地域の特性に合わせて、国の制度を上回る支援や独自の助成制度を用意していることがあります。

例1:東京都の「心身障害者福祉手当」

例2:大阪市の「バス無料乗車証」

例3:札幌市の「障害者住宅改造費助成」


支援制度の探し方と確認方法

■ 市区町村の公式サイトを確認する

  • 「お住まいの市町村名+障害福祉」などで検索すると、該当地域の制度一覧ページにたどり着けることが多いです。
  • 地域の広報誌にも毎年度ごとの支援制度や申請時期が掲載されることがあります。

■ 障害者総合支援センターの利用

  • 各地域に設置されている「障害者就業・生活支援センター」「相談支援事業所」では、制度の案内だけでなく、申請書の書き方、医師への依頼方法などの支援も行っています。

制度は「地域で差がある」ことを前提に

障害者福祉制度は、国が枠組みを定める一方で、実際の運用や補助金額、対象範囲などは各自治体の判断によって違いがあります。
同じ手帳等級を持っていても、受けられる支援の内容や範囲が異なることがあるため、必ずご自身のお住まいの自治体で確認を行うことが大切です。


制度の確認に役立つ公式リンク

障害者総合支援法の概要(厚労省)
厚生労働省:障害福祉全般
地方公共団体一覧(総務省リンク)