銀行のATM手数料・振込手数料・通帳記帳手数料には、障害者向けの優遇制度があります。多くの銀行で「時間外ATM手数料無料」「他行宛振込手数料無料」などが用意されており、年間で数千円〜1万円程度の節約になります。
主要銀行の障害者優遇
三井住友銀行は、障害者手帳を保有する個人顧客向けに、ATM時間外手数料・コンビニATM手数料が一定回数まで無料になるサービスを提供しています。「SMBCポイントパック」の優遇ステップアップとして適用されるケースが多く、申請が必要です。
みずほ銀行は、障害者・要介護者・60歳以上などを対象に、本人または代理人(家族など)が窓口対応する場合のサービスを充実させています。具体的な手数料優遇は支店ごとに違うため、口座のある支店に確認します。
ゆうちょ銀行(郵便局)は、長年「障害者に優しい」運用で知られ、通帳の点字対応・代筆対応・郵送による手続きなど、視覚障害・上肢障害の人に配慮されたサービスを提供しています。手数料も多くの取引で無料です。
三菱UFJ銀行も同様に、障害者向けの代筆・代読サービスを提供しています。手数料の明示的な優遇は限定的ですが、店頭での対応が手厚いのが特徴。
ネット銀行も優遇あり
住信SBIネット銀行・楽天銀行・ソニー銀行など、ネット銀行は元々ATM手数料・振込手数料が安い設計です。これに加えて、障害者向けの特別な配慮(代理操作サービス・電話対応の手厚さなど)を持つネット銀行もあります。
視覚障害者は、音声読み上げに対応したオンラインバンキング(スマホアプリ)を選ぶと、自宅で振込・残高照会ができるため利便性が高いです。SBI新生銀行などはアクセシビリティ対応に力を入れているケースとして知られます。
優遇を受けるには
多くの銀行で、優遇を受けるには「障害者であることを銀行に届け出る」必要があります。具体的な手順は次の通りです。
第1、口座のある銀行の支店に電話。「障害者向けの手数料優遇や代筆サービスを利用したい」と伝えます。
第2、支店窓口で申請。障害者手帳・本人確認書類・印鑑(または本人サイン)を持参。
第3、申請内容により、優遇プランへの登録・代筆代読サービスの利用登録などが完了します。
よくある誤解
誤解1、「障害者だから自動で手数料が安くなる」。違います。届出をしないと適用されません。
誤解2、「すべての銀行が対応している」。違います。銀行ごと、支店ごとに対応の温度差があります。問い合わせて初めて、自分が使える優遇が分かります。
誤解3、「ネット銀行は障害者対応が弱い」。違います。むしろネット銀行は元から手数料が安く、アクセシビリティ対応も先進的な場合があります。
参考元(公式情報)
具体的な優遇内容は各銀行に直接お問い合わせください。