ANAの障害者割引運賃(障がい者割引)は、JALとほぼ同等の割引率。国内線で約30〜40%安く飛行機に乗れる。
JALとANAの違いは、サポートサービスの予約導線と、運賃比較画面のUIで出る。普段ANAをよく使う人にとっては必須の知識だ。
ANA障害者割引運賃の概要
- ANA国内線で適用(国際線は別制度)
- 本人と介護者1名の運賃が割引対象
- 満12歳以上から適用
- 普通席のみ(プレミアムクラスは差額追加で利用可)
- マイル積算対象
- 当日予約可能(空席があれば)
対象になる手帳
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 戦傷病者手帳
- 原爆被爆者健康手帳
割引率の目安
- 東京(羽田)〜大阪(伊丹)路線 通常約26,000円 → 障害者割引で約13,000〜15,000円
- 東京(羽田)〜広島路線 通常約42,000円 → 障害者割引で約22,000〜25,000円
- 東京(羽田)〜札幌路線 通常約47,000円 → 障害者割引で約24,000〜28,000円
- 東京(羽田)〜沖縄(那覇)路線 通常約56,000円 → 障害者割引で約29,000〜33,000円
路線・時期・予約状況で変動するため、ANA公式サイトで実際の運賃を確認すること。
予約方法
ANAウェブサイトで予約
ANA公式サイトの運賃選択画面で「障がい者割引」を選ぶ。ANAマイレージクラブ会員でログインすれば、過去の登録情報が呼び出される。
ANA電話予約
ANA国内線予約・案内センター(0570-029-222)に電話。介助が必要な場合の事前相談もこちらでまとめてできる。
空港カウンターで当日予約
各空港のANAカウンターで直接予約・搭乗手続き。空席があれば当日でも予約できる。
搭乗時に必要なもの
- 障害者手帳の現物
- 本人確認書類
- 予約確認書または航空券
手帳のコピー・写真・電子版(ミライロID等)では搭乗できない。原本を必ず携行すること。
介護者割引の条件
介護者1名まで同額の割引運賃が適用される。介護者の年齢制限はなく、家族・友人・知人問わず可能。
注意点はJALとほぼ同じだ。
- 介護者は本人と同じ便に搭乗
- 介護者の身分証明が必要
- 介護者だけで搭乗することはできない
ANAのサポートサービス
ANA Care Tokyo(0570-029-377)で、以下のような事前依頼ができる。
- 車椅子の貸し出し
- 優先搭乗
- 機内での介助
- 聴覚障害者向けのサポート
- 視覚障害者向けの案内
事前依頼は遅くとも出発の48時間前までが目安。当日依頼も可能だが、対応に制約が出る。
JALとANAの細かい違い
| 項目 | JAL | ANA |
|---|---|---|
| 割引率 | 約30〜40% | 約30〜40% |
| 当日予約 | 可能 | 可能 |
| マイル積算 | 対象 | 対象 |
| 変更・払い戻し | 手数料あり | 手数料あり |
| サポート専用窓口 | プライオリティ・ゲストサポート | ANA Care Tokyo |
先割系運賃と比較
ANAの「ANA SUPER VALUE」(75日前予約等)と障害者割引、どちらが安いかは時期と路線で変わる。
- 2か月以上先の予約 → ANA SUPER VALUEのほうが安いことが多い
- 3週間前の予約 → 障害者割引とANA SUPER VALUEが拮抗
- 1週間以内の予約 → 障害者割引のほうが安い
- 当日予約 → 障害者割引一択
ANA予約画面で両方の運賃が表示されるため、必ず比較すること。
変更・キャンセル時の注意
ANA障害者割引運賃は、出発前なら一定の手数料で変更・払い戻しが可能。ANA SUPER VALUEはキャンセル時の手数料が高額になるため、予定が変わる可能性があるなら障害者割引のほうが結果的に安く済むこともある。
参照する公式情報
この記事の次にやること
ANAをよく使うなら、ANAマイレージクラブの会員登録と障害者割引の利用設定を済ませる。予約のたびに手帳番号を入力する手間が減る。
普段はJALを使っているけど障害者割引を試したい人は、次の出張・帰省でANAも比較対象に入れる。路線によってはANAのほうが空席率が高く、希望時間帯で取れることがある。